2011年 第13週 (3月28日〜4月3日) 2011年4月6日現在

 2011年第13週のインフルエンザの定点当たり報告数は10.02(患者報告数48,290)となり、2週連続で減少した。第12週に続いて岩手県の一部と福島県からの報告はなかった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約47万人(95%信頼区間:41万人〜52万人)となり、年齢群別では5〜9歳約16万人(34.0%)、0〜4歳約9万人(19.1%)、10〜14歳約8万人(17.0%)、20代約4万人(8.5%)、30代約4万人(8.5%)の順であった。5〜14歳の年齢層の減少が続いている。
 都道府県別では宮崎県(26.41)、大分県(25.67)、石川県(21.10)、福岡県(19.34)、高知県(18.35)、山口県(17.51)、広島県(17.23)、山梨県(17.15)の順である。報告のなかった福島県を除く46都道府県中33都道府県で定点当たり報告数の減少が認められた。増加が認められた13県のうち、東北地方では青森県、宮城県の定点当たり報告数が微増した。
 警報レベルを超えている保健所地域は114箇所(31道府県)、注意報レベルのみを超えている保健所地域は78箇所(30道府県)と共に減少した。なお第13週は、東京都においては、集計後にデータの修正操作が行われたことにより、その後の患者数推計値及び地図作成にデータが反映されていない。
 2011年第9〜13週の5週間のインフルエンザウイルス検出報告件数は、AH3亜型(A香港型)が最多であり、次いでB型、AH1pdmの順である。2011年第7週以降はAH3亜型の検出数が最多となっていたが、B型の検出割合も増加してきている。詳細は感染症情報センターホームページ(http://idsc.nih.go.jp/iasr/influ.html)を参照されたい。



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