2011年 第09週 (2月28日〜3月6日) 2011年3月9日現在

 2011年第9週のインフルエンザの定点当たり報告数は13.85(患者報告数68,327)となり、第5週以降減少が続いている。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約59万人(95%信頼区間:53万人〜66万人)となり、年齢群別では5〜9歳約22万人(37.3%)、10〜14歳約12万人(20.3%)、0〜4歳約9万人(15.3%)、30代約5万人(8.5%)の順であった。60代以下の全ての年齢群で前週よりも減少がみられた。都道府県別では山口県(37.94)、愛知県(32.31)、大分県(29.21)、三重県(27.53)、富山県(27.48)、岐阜県(25.00)、福岡県(22.39)の順である。39都道府県では報告数の減少がみられている一方で、山口県では3週連続で、広島県、青森県では2週連続で増加がみられている。
 警報レベルを超えている保健所地域は178箇所(33都道府県)、注意報レベルのみを超えている保健所地域は85箇所(31都道府県)と共に減少している。
 2011年第5〜9週の5週間のインフルエンザウイルス検出報告件数は、AH1pdmが最多であり、次いでAH3亜型(A香港型)、B型の順である。2010年第49週以降はAH1pdmの検出数の方が多い状態が続いていたが、最近ではAH3亜型やB型の割合が増加してきている。詳細は感染症情報センターホームページ(http://idsc.nih.go.jp/iasr/influ.html)を参照されたい。



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