2011年 第07週 (2月14日〜2月20日) 2011年2月23日現在

 2011年第7週のインフルエンザの定点当たり報告数は16.35(患者報告数80,667)となり、3週連続で減少した。定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約78万人(95%信頼区間:70万人〜86万人)となり、年齢群別では5〜9歳約21万人(26.9%)、10〜14歳約12万人(15.4%)、0〜4歳約11万人(14.1%)、30代約9万人(11.5%)、20代約7万人(9.0%)の順であった。全ての年齢群で減少がみられた。
 都道府県別では愛知県(32.28)、富山県(29.85)、山口県(27.96)、福岡県(25.19)、三重県(22.39)、大分県(22.38)、新潟県(22.18)の順である。山口県を除く46都道府県で前週の報告数よりも減少がみられているが、中部地方ではまだ流行が比較的大きな県が目立っている。
 警報レベルを超えている保健所地域は240箇所(41都道府県)、注意報レベルのみを超えている保健所地域は126箇所(35都道府県)とともに減少している。
 2011年第3〜7週の5週間のインフルエンザウイルス検出報告件数は、AH1pdmが最多であり、次いでAH3亜型(A香港型)、B型の順である。今シーズンは第36週以降、当初はAH3亜型が多く検出されていたが、第49週以降はAH1pdmの検出数の方が多い状態が続いている。詳細は感染症情報センターホームページ(http://idsc.nih.go.jp/iasr/influ.html)を参照されたい。



詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004-2008 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.