2011年 第04週 (1月24日〜1月30日) 2011年2月2日現在

 今シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2010年第42週以降増加が続いている。2011年第4週のインフルエンザの定点当たり報告数は31.88(患者報告数157,381)となった。定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約176万人(95%信頼区間:163万人〜189万人)となり、年齢群別では5〜9歳約35万人(19.9%)、20代約24万人(13.6%)が多く、次いで0〜4歳、10〜14歳及び30代が約23万人(13.1%)であった。14歳以下の年齢層の割合はやや増加し、20歳以上の年齢層の割合は横ばいであった。
 都道府県別では宮崎県(60.88)、長崎県(56.61)、福岡県(47.17)、佐賀県(46.64)、群馬県(45.30)、大分県(44.36)、埼玉県(43.66)、沖縄県(43.57)、鹿児島県(43.24)、熊本県(41.33)、千葉県(40.56)の順である。定点当たり報告数は42都府県で20.00を、18都県で30.00を、11県で40.00を上回った。
 警報レベルを超えている保健所地域は250箇所(43都道府県)と増加し、注意報レベルのみを超えている保健所地域は272箇所(44都道府県)となった。
 2010年第52週〜2011年第4週の5週間のインフルエンザウイルス検出報告件数は、AH1pdmが最多であり、次いでAH3亜型(A香港型)、B型の順である。今シーズンは第36週以降AH3亜型が多く検出される状態が続いていたが、第49週以降はAH1pdmの検出数の方が多くなっている。詳細は感染症情報センターホームページ(http://idsc.nih.go.jp/iasr/influ.html)を参照されたい。



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