2009年 第47週 (11月16日〜11月22日) 2009年11月25日現在

 2009年第47週のインフルエンザの定点当たり報告数は38.89(患者報告数186,117)となり、2週連続で増加した。定点医療機関からの報告数をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を1週間に受診した患者数を推計すると約173万人となり、第28週以降これまでの累積の推計患者数は約1075万人(95%信頼区間:1057.97万人〜1092.03万人)である。都道府県別では大分県(77.21)、福井県(71.25)、石川県(65.02)、山口県(64.31)、福岡県(58.23)、長野県(55.31)、愛知県(54.17)、鹿児島県(50.58)、宮崎県(50.56)、香川県(49.55)の順となっている。
 定点当たり報告数は、全ての都道府県で20.00を上回り、前週よりも多い41府県で30.00を上回っており、38府県で前週よりも増加がみられている。
 警報レベルを超えている保健所地域は416箇所(47都道府県)となり、注意報レベルのみを超えている保健所地域は109箇所(35都道府県)となった。
 インフルエンザの報告数が増加し始めた第28週以降、検出されているインフルエンザウイルスの殆どが新型インフルエンザウイルスAH1pdmである状態が続いており(感染症情報センターホームページ:http://idsc.nih.go.jp/iasr/prompt/graph/sinin1.gif参照)、最近の発生患者の殆どが新型インフルエンザに罹患しているものと推定される。




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