2009年 第37週 (9月7日〜9月13日) 2009年9月16日現在

 インフルエンザの定点当たり報告数は2009年第28週以降増加が続いており、第37週は3.21(患者報告数15,382)となった。定点医療機関からの報告数をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を1週間に受診した患者数を推計すると約18万人となった。都道府県別では沖縄県(13.38)、宮城県(5.90)、東京都(5.90)、福岡県(5.50)、大阪府(5.20)、北海道(4.88)、千葉県(4.51)、長崎県(4.16)、埼玉県(3.95)、神奈川県(3.92)の順となっている。前週に引き続いて、沖縄県の報告数は大きく減少したが、北海道、宮城県、首都圏、大阪府、兵庫県、福岡県等の大都市圏を中心とした報告数の増加が目立ってきている。
 警報レベルを超えている保健所地域は4箇所(沖縄県4)と横ばいであったが、注意報レベルのみを超えている保健所地域は13箇所(北海道2、宮城県1、東京都1、神奈川県1、大阪府3、福岡県3、長崎県1、大分県1)に増加した。また47都道府県の386保健所地域で定点当たり報告数が1.00を超えている。
 インフルエンザの報告数が増加し始めた第28週以降、検出されているインフルエンザウイルスの殆どが新型インフルエンザウイルスAH1pdmである状態が続いており(感染症情報センターホームページ:http://idsc.nih.go.jp/iasr/prompt/graph/sinin1.gif参照)、最近の発生患者の殆どが新型インフルエンザに罹患しているものと推定される。



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