2007年第32週のインフルエンザの全国レベルでの定点当たり報告数は、0.08(患者発生報告数341)と減少した。都道府県別では沖縄県(5.26)、宮崎県(0.21)、大分県(0.12)の順であり、沖縄県を除くと1.0を超えている都道府県はなく、注意報レベル、警報レベルを超えている保健所地域も0となった。 今シーズンのインフルエンザの流行は2007年第3週から開始となり、そのピークは第11週(定点当たり報告数32.94)と例年よりも遅かった。その後インフルエンザの報告数は全国レベルでは減少傾向が続いたが、第16週以降に北海道や東北地域で、第20週以降には沖縄県で昨シーズンと同様に再流行がみられた。沖縄県の患者報告数は第31週、32週と2週連続で大きく減少し、2006年第47週以降37週間継続して出現していた警報、注意報は全て消失した。今シーズンのインフルエンザ流行レベルマップは、この第32週を持って終了の予定である。 |