感染症発生動向調査によれば、全国レベルでの定点当たり報告数は、第30週は0.11と更に減少した。沖縄県の定点当たり報告数は2.9と1.0を超えているが、他の都道府県は全て1.0以下であり、注意報レベル、警報レベルを超えている保健所地域も0となった。 今シーズンのインフルエンザの流行は2005年第50週と例年よりもやや早めであったが、流行のピークは2006年第4週(定点当たり報告数32.4)であった。その後第15週(定点当たり報告数0.63)までは順調に患者発生報告数は減少していたが、第16週以降は再び増加傾向となり、沖縄県や北海道等において局地的な流行がみられた。第21週に全国の定点当たり報告数は再び1.0となったがその後減少に転じ、2005年第47週以来35週間継続して出現していた警報、注意報も全て消失した。今シーズンのインフルエンザ流行レベルマップは、この第30週をもって終了の予定である。 |